なぜそこまでこだわれる!?山梨県1のていねい接客楽器店「ヤマナシ楽器」に取材してみた

7.街の楽器店から、世代を超えるコミュニティへ
試奏スペースと一緒にセッションになることもあるというドラム

取材班: 賑やかな学生さんたちにも、お一人ずつ丁寧に対応されているとか。

店長さん: 弊店にはプロキャリア50年のベテランスタッフがおり、彼が気さくに「どんどん弾いていこう!」と声をかけ、若者たちと交流しています。彼に会いに来るお客様も多く、店舗とお客さんの距離が非常に近いのが特徴です。3日連続でご家族と相談に来られた中学生の方が、納得の一本を選ばれた際のエピソードなどは、私共にとっても非常に印象深いものです。

8.店長さんにとっての「良い楽器」とは?

インタビューの最後に、店長さんにとっての「良い楽器」の定義を尋ねてみた。返ってきたのは、製作の現場を知り、多くのプレイヤーと対話してきた彼ならではの、優しく、そして本質的な答えだった。

店長さん: 私は楽器を作っていた頃から、「特別感がありすぎないこと」を意識してきました。どんなに高価な楽器も、買っても弾かなければ意味がありません。ふとした時に手に取りたくなる、生活に馴染む存在。時計や家具と同じように、日常に溶け込んでいる。そのような楽器こそが「良い楽器」だと思います。

取材班: ヤマナシ楽器さんに、1万円前後の手に取りやすいギターからハイエンドなモデルまでが同居しているのは、その想いがあるからなのですね。

店長さん: はい。まずは入り口のハードルを下げて、楽器に慣れてもらいたい。もし飽きてしまったら、またうちに売りに来てくれればいいんです。家の中でしまい込まれるのではなく、常に誰かの手元で弾ける状態であってほしい。それが楽器を扱う者としての願いです。

取材班: 貴重なお話、ありがとうございました!

あとがき

「こだわり楽器店」と言っても過言ではないほど、楽器への情熱とこだわりが詰まった「ヤマナシ楽器」さん。お店という枠を超えた丁寧な姿勢が、取材中もひしひしと伝わってきました。
今はまだ楽器に興味がないという人でも(ここまで読んでくださった方に、そんな人はいないと思いますが)、ぜひ一度、ヤマナシ楽器を訪れてみてほしい。そこには、ただの「買い物」以上の出会いが待っているはずです。

この記事の作成者情報

所属団体:KIMIOTO now編集部

作成者名:moritataichi

一言コメント:KIMIOTOnowのライター募集してます!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です