安くてもこだわりと工夫でいっぱいのケーキ!地域の幸せ発生源「ガトーソレイユ」

ケーキは特別な時にしか食べてはいけない、と子供の時に言われたことはないだろうか?誕生日のお祝い事、クリスマスやバレンタインと節目にふるまわれることの多いデコレーションケーキたち。それとは対照的に、日常でついつい買ってしまうシュークリームやプリンなどのコンビニスイーツ。しかし、どうせならおいしくて、食べるだけで幸せになれるような本格的なお菓子を、日々の生活の中で遠慮なく食べてみたい。

そんな私たちの願いを叶えてくれるのが、山梨県甲府市酒折に店舗を構える洋菓子店「ガトーソレイユ」だ。山梨学院大学の近くに佇むこのお店は、特別な卵による素材の美味しさ、彩り豊かなフルーツの魅力、そして何よりそのリーズナブルな価格設定によって、地域の人々から愛されている。会社員や主婦だけでなく、部活帰りの学生たちまでも笑顔にしてしまう。世代を超えて50年以上、様々な人の日常とハレの日を彩ってきた温かなお店に、今回は取材をしてきた。

素材のおいしさ!金の卵による濃厚な生地とクリーム
ついつい手に取ってしまいたくなる価格と見た目のスイーツたち

ガトーソレイユのショーケースに並ぶケーキや焼き菓子たち。そこで使用されているこだわりの卵が「日光金の卵」だ。この卵は、卵本来のバターにも近いようなコクと深い甘みがあり、シュークリームやケーキのスポンジ部分に存分に生かされている。味だけでなく、クリームならば滑らかでとろけるような舌ざわり、スポンジならば軽やかでふわっとした感触が、一口食べるごとに口いっぱいに広がっていく。

取材班: 特にオススメの一品はありますか?

店主: 卵の味がダイレクトに伝わるカスタードクリーム系ですね。シュークリームやプリンはやはり人気です。

取材班: (実際にシュークリームを食べて)……カスタードがすごく濃厚で美味しいです!カスタードのコクが深い分、シューの皮がさっぱりと軽く仕上がっていて、クリームの濃さが一層引き立ちますね。

店主: そういう食レポをしてくれる人は初めてだね(笑)。皮だけ食べても美味しくないといけないし、クリームだけ勝ってもいけない。バラつきがないように、皮とクリームが一緒に口に入ったときの相性はとても大切にしています。

大人気のシュークリーム
見た目以上のおもしろさ、隠れた工夫と職人のセンス
取材の際の味が忘れられず、取材班が家族にも買った(左から)チョコのモンブラン、チョコケーキ、チーズケーキ、イチゴのタルト

ガトーソレイユのおいしさは、こだわりの素材だけにとどまらず、店主さんのお菓子づくりへの飽くなき探求心にも表れている。一見しただけではわからないが、ケーキたちには様々な工夫や隠し味が潜んでいた。

例えば、人気の「イチゴのタルト」は、卵による濃厚なカスタードとサクサクのタルト生地が美味しいのはもちろんだが、実は隠し味にレモンの爽やかな風味が加えられている。これがたっぷりと飾られたイチゴと見事に調和し、とても風味豊かなケーキへと仕上がっているのだ。さらに、チーズケーキにもレモンの風味がアクセントとして加えられており、「チョコのモンブラン」にはなんと中にバナナが入っているという。食べるまでどんな味わいが飛び出すかわからない、そんなワクワク感と期待を上回るおいしさが詰まっている。家族でシェアしながら食べていたのだが、おいしすぎたせいか、チョコケーキを食べていた弟には一口ももらえず完食されてしまったほどだ。

店主: 同じイチゴを飾っても、その人のセンスによって見え方が全然違うんです。それが職人の個性なんですよね。私は、自分の個性を人からどう評価されるかという前に、まずは自分が納得できるものを目指して作っています。

取材班: お客さんからもスポンジが「フワフワで感動した」という声が多いですよね。

店主: 良い素材を使うと、ボリュームが出て自然とフワフワになります。でも、かっこいいことを言うなら、長年仕事をしてきて「これで100%完璧にできた」という経験は一度もありません。

取材班: 100%ではない、のですか?

店主: 常に「もう少しこうすればよかったかな」という思いがある。だからこそ、パーフェクトを求め続けて進化していけるんだと思っています。8割くらいの手応えで満足せず、常に上を目指すのが私のこだわりですね。

包装も可愛らしい

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