地元と海外が交差するカフェ「OZO coffee & wine stand」に取材してみた

4.OZOに通う人と、そこに生まれる空間
カウンターの様子
カウンターでは店主さんとお話ししながらコーヒーが飲める

OZOの客層は驚くほど幅広い。地元の農作業帰りのおじいちゃんから、東京から「お忍び」で来る若者、さらには海外からの観光客までが同じ空間に集う。店内にはキッズルームやイベントスペースも併設されており、母親たちが安心してコーヒーを楽しめる環境も整っている。

取材班: すごい多様な客層ですね!

店主: 私はここを「コミュニティを作る場所」だと思っているんです。向かいの席を作らず後ろをベンチにして、お客さん同士もコミュニケーションできるようにしたくて。海外のカフェって、身分も国籍も関係なくフラットに話せる場なんですよ。

取材班: 現代のスナックみたいな要素も入れたいとおっしゃっていましたね。

店主: そうなんです。私は地元出身なので甲州弁もバリバリ喋りますし、街のおじさんやおばさんも集まってみんなで喋ろうね、という気軽な場所にしたいんです。パジャマや野良着で来てもらって、畑が終わった後にドロドロで来ていいよって言っています。

店の奥にある共用スペース、
5.山梨の内なる海外、店主さんがメルボルンで得たもの
カラフルな商品棚
海外から発注しているというソイミルクなど、国際色豊かな商品棚

オーストラリアのメルボルンでバリスタとして働き、1日1000杯近く淹れるのが当たり前という環境で技術を磨いた店主。彼女が地元山梨で表現したいのは、単なる「カフェ」ではなく、誰もがフラットに話せる海外のような空間と、日常に寄り添う非日常の体験だという。

取材班: 日本2位の技術を持ちながら、なぜこの住宅街でお店を開かれたのですか?

店主: オーストラリアでは、コーヒーが日常に溶け込む飲み物として当たり前に飲まれていて、10種類くらいのミルクからお客さんごとにカスタムしていくのが仕事でした。日本だとカフェは「映え」目的になりつつありますが、私は日常に寄り添う本物を地元の山梨にも伝えたかったんです。自分の人生の選択肢を増やす場所にしてもらえたら嬉しいです。

取材班: 最後に、この記事を読んでいる読者へメッセージをお願いします。

店主: コーヒーが好きじゃない人こそ、来てほしいです。「ちょっと誰かと話したいな」っていう理由でいいんです。固定概念なしに、新しいものを試してみて「これ、意外と好きかも」という発見をしてもらいたいですね。

あとがき

私たちはつい、どこか遠いところへ、どこか自分の知らない場所へとリフレッシュを求めてしまいます。でも、山梨の中にだって未知で楽しめる場所があるということに改めて気付かされました。外の世界と内の文化を繋ぐVia**になるような場所「OZO coffee & wine stand」。皆さんもあえてお一人で訪れてみてください。きっといつもの世界と別の世界が覗けるのではないでしょうか。

*補足*電子基板で表と裏をつなげる穴のこと

この記事の作成者情報

所属団体:KIMIOTO now編集部

作成者名:moritataichi

一言コメント:未成年なのでワインが飲めません。レビューしたかった...。

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