五感で味わう究極の癒し空間、甲州市の古民家カフェ「184の珈琲」に取材してみた

山梨県甲州市。自然豊かで静かな風景が広がるこの町に、手作りの温もりに溢れた古民家風のカフェがある。「184の珈琲」だ。
入り口には味わい深い竹の看板が立ち並び、訪れる人を優しく出迎えてくれる。一歩店内に足を踏み入れれば、そこには日常の喧騒を忘れさせる特別な「癒し」の空間が広がっている。
高品質なスペシャルティコーヒー、こだわりの手作りスイーツ、自家栽培のメディカルハーブ、そして何より、地元の人と移住者が分け隔てなく集う温かいコミュニティ。今回は、単なる飲食店という枠を超え、地域の「癒しのハブ」となっている唯一無二のカフェの裏側に迫った。
1.「冷めてからが本番」? 徹底的にこだわり抜かれたスペシャルティコーヒー

メニューに並ぶのは、ケニア、マンデリン、コロンビアなど、コーヒー好きの心をくすぐるラインナップ。しかし、この店の真髄は豆の種類や名前だけではない。抽出方法、器、そして「温度変化」に至るまで、コーヒーのポテンシャルを最大限に引き出すための工夫が凝らされている。
取材班: こちらのコーヒー、どれも渋みやえぐみが全くなくて驚きました!
店主: 豆のグレードが高いんです。私が勝手に言っているわけではなく、品評会などで審査員が85点以上をつけた「スペシャルティコーヒー」をご提供しています。それに、弱火でじっくりと時間をかけて抽出しているので、旨味が最大限に引き出されて、優しい柔らかさが残るんですよ。冷えてくるとさらに豆の良さが引き立つので、冷めてからが美味しいコーヒーの本当の姿とも言えますね。
取材班: 「飲み比べセット」でインドネシア(カモジャン)とブラジルをいただいたのですが、インドネシアは酸味がほどよくて後味が甘く、一気にリラックスして落ち着く味わいでした。
店主: カモジャンはハチミツやナッツのような柔らかい甘みがあって、香りも長く続くのが特徴です。コーヒーの器にもこだわっていて、これは「香酒盃(こうしゅはい)」という焼酎用のカップなんですよ。香りが2倍に感じられる作りになっています。
取材班: ブラジルの方は、さらに香りが甘くてびっくりしました!酸味がなく、バナナのような完熟感があって、甘さがずっと口の中に漂い続けています。
店主: わかりますか!ブラジルの豆でバナナのようなフルーツの香りがするのは、すごく珍しいんです。豆本来の香りと甘みなので、コーヒーの奥深さをゆっくり楽しんでいただきたいですね。
2. 手作りスイーツで心身を癒やすプリンアラモード

コーヒー以外にも心身をリラックスさせるメニューが豊富に揃う。店内に置かれたレコードプレーヤーから流れる心地よい音楽に耳を傾けながら、こだわりの手作りスイーツを味わえば、日常の疲れもすっと吹き飛んでいく。
取材班: コーヒーだけでなく、自家製のスイーツも絶品ですね。プリンアラモードのプリンが、とてもまろやかで美味しいです!
店主: ありがとうございます。旬の果物を使ったプリンアラモードや、いちごのロールケーキなどは期間限定でお出ししているんですよ。スイーツ目当てで来てくださる方もいて、「ここでだいぶデザートを食べられるようになった」と喜んでくださる常連さんもいらっしゃいます。
取材班: プリンアラモードに添えられているりんごも、すごくみずみずしくて美味しいですね。
店主: 実はこれ、うちで採れたりんごなんですよ。
取材班: お家で採れたりんごなんですね!レコードのノスタルジックな音色を聴きながら、手作りのプリンアラモードやいちごのロールケーキをいただくと、最高にリラックスできます。
店主: レコードはお客様が自由に流せるようになっていて、常連さんがお気に入りのレコードを持ってきて流してくださることもあるんですよ。音楽がかかるとお店の空気がガラッと変わって、時間を忘れてゆっくりしていかれる方が多いですね。

