五感で味わう究極の癒し空間、甲州市の古民家カフェ「184の珈琲」に取材してみた

3.親子で作るこだわりの竹内装と、レコードが奏でるノスタルジー

店内を見渡すと、見事な透かし彫りの欄間や、味わい深い竹の装飾が目を引く。さらに、棚にはレコードプレーヤーが置かれ、音楽を楽しむことができる。そこには、手作りならではの温かみがあった。
取材班: 店内の竹を使った装飾、とても居心地の良い空間を作っていますね。
店主: ありがとうございます。実はこの内装、私がデザインを考えて、父が竹を切り出して作ってくれたものなんです。バーニングという焼き色を付ける加工も施しています。
取材班: レコードプレーヤーもあって、とても良い雰囲気です。
店主: レコードはお客様が自由に流せるようになっているんですよ。常連さんがお気に入りのレコードを持ってきて流してくださることもあります。音楽がかかると、お店の空気がガラッと変わって、時間を忘れてゆっくりしていかれる方が多いですね。
4.世代と地域を越えて交差する「癒しの無尽会」

取材中、次々と地元の方や移住者の方が来店し、カウンター越しに会話に花を咲かせていた。そこには、単なる「お店と客」という関係を超えた、まるで大きな家族のようなコミュニティが存在していた。
取材班: お客さん同士がとても仲良しで、初対面とは思えないアットホームな雰囲気ですね。
常連客Aさん: 夕方の3時を過ぎると、いつもの顔ぶれがだんだん揃ってくるんですよ。私たちはこれを「癒しの無尽会」なんて呼んでいます(笑)。
店主: ここは地元の方だけでなく、県外から移住してきた方たちも自然と馴染んでお話しされています。例えば、あの大きなお祭りの神輿の担ぎ手が足りない時に、県外から担ぎに来てくれる人がカフェで知り合ったり。水道管が凍って破裂した!なんていう地元のリアルな情報交換の場にもなっています。
取材班: 県外の若い友人に「山梨には何もない」と言われることがあるのですが、こんなに温かくて面白い場所があるんですね。
店主: 何もないんじゃなくて、見えていないだけかもしれませんね。こういう個人のお店や、地域に根ざしたコミュニティは、SNSなどで探して来てくださる方にとって、とても価値のある場所だと思っています。うちに来てくれた人には、山梨のいいところをいっぱいプレゼンしてあげたいですね。
あとがき
コーヒーが美味しいのはもちろんのこと、店主さんの温かいおもてなしと、そこに集まる人々の笑顔が最高の「癒し」でした。時間を忘れて長居したくなる、山梨の隠れた名店です。ぜひ皆さんも、五感で癒されに行ってみてください!
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所属団体:KIMIOTO now編集部
作成者名:moritataichi
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